• TEL: 048-866-1717
  • 医療法人社団 松弘会 三愛病院 JR武蔵野線「西浦和駅」下車 徒歩7分。さいたま市の24時間対応の救急病院です。
脳神経外科メインビジュアル

三愛病院脳神経外科

4人の常勤医と、大学教授を含む専門性の高い日常勤医で幅広い脳疾患の治療に当たっている脳神経外科。

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害や頭部外傷に対しては、開頭手術や血管内手術、血栓溶解法、血栓回収術などに24時間対応。
MRIを24時間稼働させるなど正確な診断による治療のため体制を整えています。

脳腫瘍や脳出血に対する侵襲の少ない神経内視鏡手術にも対応。
脳の中に直径3〜5mmも細い内視鏡を入れ、中の病巣を直接観察しながら行う術式で、開頭手術と比べて手術時間も約半分になり患者の体への負担も軽減される。

転移性脳腫瘍や髄膜腫などには、ガンマナイフによる治療を実践。カンマナイフ治療を行える病院は数が限られているため、がんセンターや大学病院からも、紹介患者が訪れています。

痙縮、ジストニアなどに対応する機能神経外科、ボトックス治療なども各分野の治療に精通した非常勤医師を招集しています。
頭痛やめまいなど一般的な診療から救命救急、高度な最先端治療まで。
三愛病院脳神経外科は幅広い脳の病気に対応しています。

「一次脳卒中センター(PSC)」として認定されました。

当院は2019年9月1日より、この「一次脳卒中センター」に認定されました。

一般社団法人日本脳卒中学会では、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA静注療法を含む)を開始できる施設を「一次脳卒中センター」に認定しています。

一次脳卒中センター(PSC)とは
「一次脳卒中センター(PSC:Primary Stroke Center)」とは、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的に速やかに診療(t-PA静注療法を含む)を開始できる施設です。
一般社団法人日本脳卒中学会が定める認定要件を満たす施設が「一次脳卒中センター(PSC)」の認定を受けることができます」

認定要件は次の通りです。

認定要件
① 地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的に速やかに診療(t-PA静注療法を含む)を開始できる。
② 頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
③ 脳卒中ユニット(SU)を有する。
④ 脳卒中診療に従事する医師が24時間365日勤務している。
⑤ 脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる。
⑥ 脳神経外科的な処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
⑦ 機械的血栓回収療法が実施できることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する。
⑧ 定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする。

当院は認定要件をクリアし、2019年9月1日に日本脳卒中学会から認定を受けました。

「研修教育施設」として認定されました。

当院は日本脳卒中学会より「研修教育施設」に認定されました。

「研修教育施設」に認定されるためには、下記の基準を満たすことが求められます。

認定基準
① 日本脳卒中学会認定脳卒中指導医が1名以上常勤している施設であること。
② 日本脳神経外科学会、日本内科学会、日本リハビリテーション医学会、日本医学放射線学会、日本救急医学会いずれかの認定施設であること。
③ 脳卒中に関する教育機能をもつ以下のいずれかの施設であること
 1.特定機能病院もしくは大学病院
 2.脳卒中関連の年間新患入院数が100例以上で、脳卒中診断・治療に必要な諸設備を有し定期的にカンファレンス(症例、CPC、関連診療科のセミナーなど)を行っている病院。
④ 日本脳卒中学会が作成した脳卒中専門医カリキュラムに基づいて研修できること。
⑤ 認定期間は1年とし、1年ごとに更新申請を行う。
⑥ 各施設の脳卒中施設長は1年毎にWeb上で日本脳卒中学会研修教育施設の診療実態年次調査の提出を義務とする。

一般社団法人 日本脳卒中学会 研修教育施設認定について(外部リンク)

ガンマナイフ

ガンマナイフとは、ガンマ線(放射線の一種)を用いて、脳病巣をナイフで切り取るかのようにコントロールする治療法のことです。つまり、開頭手術をせず脳内病変を治療する極めて低侵襲な脳外科治療の一つです。
三愛病院では院内にさいたまガンマナイフセンターを設立し治療を行なっています。

さいたまガンマナイフセンターは、埼玉県下唯一のガンマナイフ治療施設として2004年9月にオープンし、現在までに8500件以上の治療を行ってきました。

当センターではガンマナイフ治療のみならず、脳深部刺激療法(DBS)、ガンマナイフ治療と外科手術を組み合わせた手術システムを開発し、最新の設備と技術を駆使しています。 患者様一人一人の心のケアを重視し、最善のケアが受けられるセンターを目指しています。

担当医師

三愛病院脳神経外科部長小原 琢磨(おばら たくま)
東京女子医科大学脳神経外科林 基弘(はやし もとひろ)
おちあい脳クリニック院長落合 卓(おちあい たく)
相澤病院脳神経外科四方 聖二(よも しょうじ)

脳血管治療

脳血管治療については、開頭手術や血管内治療、脳動脈奇形に対するガンマナイフ治療など、三愛病院における治療の方法は多く確立されています。

一般的な脳梗塞に対しては、t-PAを使って症状が改善しない場合に、当院ではカテーテルによる血栓回収術へと速やかに移行することができます。

t-PAによる血管の再開通率は、約38%と言われています。t-PAが効かない場合に行う血栓回収術は、カテーテルを血栓まで近づけて吸引する方法と、血栓をステントに絡めて引き抜く方法があり、血栓を回収した後は血流を著しく良くし、症状を大きく改善させることができます。

術後や解離性脳動脈瘤などで出血の恐れがあってt-PAを使用できない症例にも適応できますし、また発症4時間半以内にというt-PAに対し、血栓回収術は8時間以内が適応と言われているので、時間的にも幅が広くなっています。

血管内治療ではこのほか、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術、髄膜腫に対する腫瘍塞栓術、脳動脈奇形に対する塞栓術、頸動脈狭窄に対するステント留置術などを主体に行なっています。

担当医師

三愛病院院長猪野 裕通(いの ひろみち)
三愛病院脳神経外科松村 潤(まつむら じゅん)
自治医科大学さいたま医療センター
脳神経外科
吉野 義一(よしの よしかず)

神経内視鏡

神経内視鏡手術は、脳の中に直径3〜5mmの細い内視鏡を入れて脳の中の病巣を直接観察しながら行う手術のことです。手術時間は開頭手術に比べ半分程度と短く、患者さんの体への負担が少ない低侵襲な手術の一つです。

例えば、脳出血の場合、神経内視鏡を用いる手術では頭蓋骨に小さな孔を開け、周囲を観察しながら血腫を取り除くことができます。

下垂体腫瘍では、鼻腔を経由し下垂体部分まで内視鏡を到達させ腫瘍を取り除くもので、手術の際の鼻粘膜損傷も少なく安全に手術ができます。
通常の水頭症シャント手術では、体の中に管を埋め込む必要がありますが、神経内視鏡手術ではその必要はなく、複雑な形態をもった水頭症の患者さんにも威力を発揮します。

これまでの手術用顕微鏡を用いた開頭手術では、どうしても病巣に対して視野が遠くなりますが、神経内視鏡では、より病巣に近接して観察できるため顕微鏡の死角を補ったりしながら治療することが可能です。また近接して横からや裏側からも観察することも可能で、正面からだけの観察より詳細な観察が可能となります。

担当医師

三愛病院脳神経外科渡邉 丈博(わたなべ たけひろ)

機能神経外科

ジストニア、パーキンソン病をはじめとする不随意運動の原因となる疾患に対して、原因の精査を行うとともに内科的な治療での治療困難な場合などによっては標的となる神経核に対して、定位的脳手術(ステレオタクティックサージャリー)による治療を行なっています。

ジストニアとは
ジストニアは、脳(主に大脳基底核)や神経系統の何らかの障害により、持続的または不随意的に筋肉が収縮したり固くなったりする難治性の疾患です。

担当医師

東京女子医科大学脳神経外科平 孝臣(たいら たかおみ)

日本定位・機能神経外科学会技術認定施設と継続認定されました

当院は日本定位・機能神経外科学会技術認定制度による技術認定施設と継続認定されています。

ボツリヌス治療

ボツリヌス菌が作り出す天然のタンパク質(ボツリヌストキシン)から生成される薬を筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があるため、注射した筋肉の緊張を和らげる効果があります。

ボツリヌス治療で効果が期待できる病気
眼瞼痙攣(がんけんけいれん)や顔面攣縮(がんめんれんしゅく)だけでなく、全身管理の観点から局所性ジストニア・本態性振戦・手足のつっぱり(痙縮・けいしゅく)などの疾患に効果が期待されます。

担当医師

三井記念病院脳神経外科立林 恭子(たてばやし きょうこ)

外来担当表

脳神経外科

午前

猪野
※9:30~11:30まで
吉野
※11:00まで
渡邉丈博小原
※11:30まで
埼玉医大担当医
※交代制
清水篤
※脊椎外科
※第2.4
立林
※第2 一般診療 9:00~
※第4 ボツリヌス 9:30~
松居神田
※第2.4 11:30~
立林
※第2ボツリヌス 9:30~
草鹿元
※脊椎外科
※第4
内山
※脊椎外科
※第2

午後

清水篤
※脊椎外科
※第2.4
松居猪野
※13:30〜15:00
竹ノ谷埼玉医大担当医
※交代制
猪野
※13:30〜

※13:30~

ガンマナイフ

午前

四方小原落合小原
※第1.2.4.5

午後

四方小原落合林/⼭畑
※第3

* 東京臨海病院副院長兼脳神経外科部長 神田 大