当院の建設に当たり、環境に配慮することを基本コンセプトとし、建築自体の負荷低減、維持コスト削減に取り組んでいます。同時に都市ホテル並みの快適性も追求しています。
厨房からの生ごみの発生については、合理的なディスポーザー処理システム「アースクリーン」を厨房に2箇所、隣接する看護婦寮に各室に設置し、汚水からの未消化分を回収、微生物分解を行っています。
生ごみ発生処理は1日約100kg、年間約36トンもの発生を抑えることが出来ています。定期的な管理も行っているため、設置後7年が経過していますが、臭気も抑えることができています。この結果、収集運搬費の削減、焼却ゴミの削減により大幅なCO2の削減をしていることとなります。
また、衛生管理上のHACCP対応にも対応しています。このような設備導入により、大幅なランニングコストの削減にもつながりました。
高い除菌力をもち、体に優しく安心なスーパー次亜水を導入しています。インフルエンザやノロウイルスなどの感染症予防にも役立っています。
基本コンセプトは、近年予想される震災等の災害時に対応できる病院を想定しています。
電力会社より購入する電気については、夜間電力を利用しエコアイス等の設備導入により、冷房時の電気の節減も行っています。
また、常用、非常用に使用可能な発電機(170kw)2台を完備すると共に、地下に燃料を貯蔵するための大型タンクを設けているため、災害時に電力供給が停止した場合でも、電力を補うことが可能です。