超音波内視鏡検査(EUS)
当院では、消化器の病気をより正確に診断するために、超音波内視鏡検査(EUS:Endoscopic Ultrasonography)を行っています。
この検査は、内視鏡の先端に小さな超音波装置を取り付け、胃や十二指腸の内側から体の奥の臓器を詳しく観察する方法です。
超音波内視鏡検査では、膵臓・胆嚢・胆管・胃・食道などの異常を高精度に確認することができます。
通常の超音波検査(エコー検査)では体外から描出するため、膵臓や胆管は見にくいことが多くあります。超音波検査やCT、MRIでは見つけにくい小さな病変も、内側から超音波を当てることでより鮮明に観察でき、早期のがん、結石、粘膜下腫瘍などの診断・治療に役立ちます。
CT検査やMRI検査での膵臓描出率は約80%ですが、2cm以下の癌では60%台に低下します。超音波内視鏡検査は最も感度が良いとされており、膵癌の診断能は95%と報告されています。
また、必要に応じて細い針で組織を採取する「超音波下穿刺吸引法(EUS-FNA)」も行い、確定診断につなげます。
専門性の強い検査となりますが、当院では経験豊富な専門医が複数名常勤医とし内視鏡検査を担当しており、週5日検査を行っております。最新の超音波内視鏡システムを導入し、検査時には鎮静剤、鎮痛剤を使用し苦痛の少ないように検査を実施します。また検査後は画像をお見せしながら、わかりやすく丁寧にご説明いたします。
EUSは、体への負担が少なく、安全性の高い検査です。
「膵臓を詳しく調べたい」「CTでははっきりしなかった」などの際に特に有用です。検診の超音波検査で膵臓や胆道の異常を指摘された、膵臓が気になるなど気になることがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
地域の皆さまが安心して検査を受けられるよう、スタッフ一同サポートいたします。
造影CT検査で腫瘍は指摘されなかったが、超音波内視鏡検査では8mm大の低エコー腫瘤を認めた。EUS-FNAの結果、膵管癌 stageⅠAの診断となり手術を行なった。
