放射線科
三愛病院放射線科は単純X線写真、CT、MRI、超音波検査などにより体の中を画像化して詳しく調べ病気の診断をする“画像診断”、 血管撮影装置などで観察しながら体内に挿入されたカテーテルなどを病気の部分まで進め血管性病変や腫瘍などの治療を行う “インターベンショナルラジオロジー: IVR”、放射線を使い侵襲性の低いがん治療を行う“放射線治療”、の3部門から構成されています。
設備・機器
MRI
MRIとは強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を鮮明に見ることができる最新の医用画像診断装置です。当院では2機のMRIが稼働しています。
3.0テスラ MRI
3.0テスラの高磁場MRI導入により、高精細・高画質な画像の摘出がより可能になりました。放射線被ばくもなく、多くの患者さんに安心の医療をご提供いたします。
2025年12月中旬にはInginia;Elition3.0T Xに更新を予定しています。AI技術の搭載により高分解能画像の提供や描出能向上だけではなく検査時間の短縮を可能としています。
1.5T-MRI GE社製 SIGNA Explorer
当院ではMRI1.5T(テスラ)も使用しています。 MRI(磁気共鳴診断装置)検査は、磁石と電波を利用するため、CT検査などとは異なり放射線を使用せず、人体への影響が少なく、全身のあらゆる方向の断面の画像を描出することができます。 また、造影剤を使用することなく血管を撮像することが可能なので、腎機能の悪い方でも安心して検査を行うことができます。
2024年4月にアップグレードをおこないました。ディープランニング技術導入により従来の機器に比べ画質の向上と検査時間の短縮が可能となっています。
CT
320列 CT
キヤノンメディカルシステムズ社製「Aquilion ONE / ViSION Edition(320列)」を導入。 この Aquilion ONE は、わずか0.275秒で320枚の画像を撮影することができるため、日常検査の適応範囲拡大と共に、心臓CT検査を始め、様々な検査でのアクセス性や操作性を向上させます。
64列 CT
GE社製 「Revolution Frontier(64列)」を導入。今までと異なり、X線検出器にガーネット(宝石)を使用することにより、質の高い画像診断が可能になります。 また、ASiR-Vという画像再構成法によりX線の被ばくを極力抑えながらも、高解像度の画像を提供することができます。心臓の検査において、SnapShot Freeze2.0という技術により、低心拍から高心拍まで様々な心臓の動きを解析し、冠動脈の描出を良好なものにしています。
DSA(血管撮影装置)
デジタル・サブトラクション・アンギオ(DSA)装置
PHILIPS社製の「Cardiovascular X-ray AlluraXperFD20」を導入、心臓をはじめ四肢や腹部の血管の診断や治療を行っています。この血管造影X線診断装置は、大型マルチモニター(56型)の多彩なレイアウトにより、微細な血管やステント、コイル栓塞物質を繊細に描出することができます。また、広範囲での撮影ができ、被ばく量、造影剤量を最小限に抑えながらも、高画質に撮影することができ、診断や治療の向上につながっています。
SHIMADZU社製「Trinias(シングルプレーン装置)」
2025年2月導入
1方向からX線を照射して血管を撮影し、当院では主に心臓および末梢血管の検査・治療に使用されています。
Philips社製「Azurion(バイプレーン装置)」
正面と側面から同時に撮影できる高性能な装置で、当院では主に脳血管や不整脈の治療など繊細で正確な処置が求められる場面で大きな力を発揮します。
2方向から1度に画像を取得できるため、検査や治療の時間を短縮し、造影剤の量や被ばくも抑えることができます。
DR(X線透視撮影)
2024年9月導入
島津製作所製のX線透視診断装置(X線テレビシステム)を導入。この装置では、健康診断での胃のバリウム造影検査をはじめ、食道や大腸の造影検査、トモシンセシスという新たな断層撮影と、様々な領域の検査を行っています。造影検査においては、超高精細のデジタル画像により、リアルタイムで撮影した体内の微細な構造を観察することができます。 またトモシンセシス(デジタルマルチスライス断層)とは、従来の断層撮影とは異なり、CT装置の画像再構成法とデジタル画像処理を融合させた装置で、 高画質・低被爆の新しい画像診断技術です。
ガンマナイフ
レクセル ガンマナイフ パーフェクション
ガンマナイフとは、ガンマ線(放射線の一種)を用いて、脳病巣をナイフで切り取るかのようにコントロールする治療法のことです。つまり、開頭手術をせず脳内病変を治療する極めて低侵襲な脳外科治療の一つです。 ガンマナイフの装置の中には、192個のコバルト(Co60)が敷き詰められており、それぞれからガンマ線が常に放出されています。192本のガンマ線は一箇所に集束するよう設計されています。
つまり、正常脳組織へはほとんど影響を与えることなく、脳内病変のみに高エネルギー照射治療が行えるようになっています。この点が、通常の放射線療法とは大きく異なります。 また、一本一本のガンマ線のエネルギーは非常に弱いため、皮膚・骨・正常脳組織を通過する間にかなり減弱し、術後に皮膚炎・骨髄機能抑制を起こすことはほとんどありません。ガンマナイフの機械的精度は極めて高く、最新のPerfecxionを用いた治療では0.05mm程度での治療が可能となっています。それに伴い、CT・MRI・脳血管撮影などの検査機器の進歩も、治療成績の向上に大きく貢献しています。治療計画は専用ソフト(GammaPlan®)を用いて行います。ですから、ガンマナイフは安全かつ正確な最先端医療といえるのです。
マンモグラフィ
AMULET SOPHINITY
富士フイルムが開発した乳がんの早期発見のための最新のX線撮影装置です。この装置は、高精細ながら低線量のトモシンセシス機能を備えており、被ばくを抑えつつ微細な病変の検出が可能となっております。また圧迫自動減圧制御により従来の装置と比較して乳房圧迫時の痛みの軽減が実現されました。このように、患者さんに優しく、かつ医師が正確に診断できるように工夫されているため安心して検査を受けていただけるように設計されています。
- Photon Counting
- CRやフラットパネルとは異なる次世代のX線検出技術
- 圧倒的な低被ばく
- 大幅な線量低減で、高画質を実現。従来型の装置と比較し、30%~60%低減可能(患者様によって異なります)。
- スペクトラルイメージング
- 新しい付加価値の提供。従来のマンモグラフィー検査では分からなかった、患者様毎の、定量的な乳腺情報を取得できます。
DEXA(骨密度装置)
2025年4月にGE社製のDEXA装置を導入しました。骨密度検査は、骨を構成しているカルシウム量(骨量)を測定し、骨の強度を判定する検査です。当院の装置は、胸部レントゲンの約1/6程度の被爆量で腰椎や大腿骨の骨密度を“高精度”に測定します。10分程で測定でき、痛みもありません。
骨密度測定の精度、信頼性が高く、現在最も多く導入されている骨密度装置です。
担当医師
放射線科部長
趙 成済
放射線科
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