医療法人社団松弘会 三愛病院

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幽門側胃切除

腹腔鏡下幽門側胃切除術

この方は70代の患者様です。
それほど強い症状があったわけではないのですが、胃カメラを行ったところ胃の出口(幽門といいます)に浅い潰瘍がありました。

大きさは小さいのですが、擦れると直ぐに血が滲んできます。
ここの細胞を顕微鏡で検査するとがん細胞が発見されました。内視鏡で取るには難しい場所で、がん細胞の顔つきも悪いため、手術をするとになりました。

左のような位置の小さなきずから手術を行います。
きずの位置は手術する病院、医者によってさまざまですが、当院では左のようなきずで行います。
みぞおちのきずは、切った胃を取り出したり、胃と腸・腸と腸をつないだりする時に4cmほどに広げます。

実際の腹腔鏡による胃切除術の一部をお見せします。胃を切るだけでなく、胃に行く血管の周りについたリンパ節をしっかりとるために、血管を根元で処理する(切る)事が重要です。

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まず、胃に付着する“エプロン”のような脂肪の膜を切り開き、胃や胃に行く血管を切る準備をします。この時にこのエプロンに入り込んでくる血管も切り離します。
以前はこの脂肪のエプロンごと切除していた時期もありましたが、最近では早期がんに対してこれを切除する意義はないばかりか、好ましくない事も多い、と言われています。

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胃の出口の部分にある血管です。これを根元で切り離し、しっかりとリンパ節も取ってきます。そして、胃の先にある十二指腸の周りの脂肪、血管も処理して切り離す準備をします。

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肝臓に行く血管の途中から、胃に向かう血管が出てきます。これも肝臓に向かう血管との分かれ道の部分で切り離します。

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胃に入り込む最大の血管がこの左胃動静脈です。この血管の周りにも脂肪に包まれたリンパ節があります。しっかりと根元で切り離します。

血管の処理が終わるといよいよ胃を切り離します。そして、持ち上げ小腸と残った胃をつなぎ合わせます。
当院では基本的にはつなぎ合わせる手技は4cmに切り広げたきずから行います。体型的に4cmのきずではつなぎ合わせるのが困難な場合にはお腹の中でつなぎます

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まず、胃を出てすぐの十二指腸を切り離します。カッターとホチキスが合体したような器械でこれを切り離します

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胃を3分の1ほど残して、切り離します。これで胃の切除が終了です。

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がんに打ち勝つために、血管の周りのリンパ節をしっかり取ってきました。

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胃と腸をつなぎ合わせて完成です。

当院では術後6日目の退院を標準としています

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