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埋伏歯(親知らず)・過剰歯

親知らず

親知らずとは前歯の中央から数えて8番目の歯を指します。下顎の親知らずの多くは曲がって生えてきたり、埋まってしまったままの場合もあります。

親知らず

親知らずを抜いたほうがいい理由

  • 隣の歯を虫歯にしてしまう
  • 虫歯になって痛みが出る
  • 歯茎が腫れて痛みが出る
  • 親知らずが生えかけて痛む
  • 口臭の原因になる
  • 顎や喉が痛くなる
  • 頭痛の原因にもなる
  • 前の歯を押して歯並びを乱す
親知らず治療の流れ

過剰歯を抜いたほうがいい理由

  • 前歯の永久歯がなかなか出てこない場合
  • 前歯の歯と歯の間が空いてしまう
  • 永久歯の根を溶かしてしまう
  • 過剰歯の周りに嚢胞ができる
  • 過剰歯が鼻の空洞に生えてくる
  • 永久歯の根の先から細菌が入り込む
過剰歯

嚢胞(のうほう)

嚢胞とは顎骨内や粘膜内などに発生する膿や唾液の袋です。痛みなどの症状が無いまま徐々に大きくなっていくものが多いため、偶然レントゲンで見つけられることがあります。放置しておくと顎骨が弱くなり、容易に骨折する場合があります。また、唇や頬粘膜に水ぶくれ(唾液嚢胞)ができることもあります。

顎骨内嚢胞(がっこつないのうほう)

むし歯が進行し、歯の神経に感染が起こり、その感染が歯根の尖端まで波及してしまい、慢性化してしまうと歯根嚢胞ができます。
顎骨内嚢胞
日常臨床ではしばしば遭遇するもので、顎骨の中に生じる嚢胞の50%以上を占めます。

(治療)
嚢胞の全摘出を行います。原因歯の骨植が悪い場合には、嚢胞の摘出と同時に原因歯の抜歯を行います。原因歯の骨植が良い場合には、感染した歯根の尖端部の切除(歯根端切除術 しこんたんせつじょじゅつ)とともに嚢胞の摘出を行います。

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)

唾液の流通障害により生じる嚢胞です。唾液腺(唾液を作る工場)からうまく唾液が排出されないために風船のように膨れてくることで生じます。痛みはなく、大きくなると割れてしまい、粘り気のある液体が流失して腫れが消失します。

下唇、口底、舌、頬粘膜に生じることが多いです。なお、舌下腺から分泌された唾液が口底部に貯留して生じる粘液嚢胞をガマ腫といいます。

粘液嚢胞(ガマ腫)
ガマ腫

(治療)
嚢胞摘出を基本とします。原因となっている唾液腺も同時に除去します。再発することがあります
粘液嚢胞(ガマ腫の治療)
舌の先端にできた粘液嚢胞です。局所麻酔をして摘出します。外来でも簡単に摘出できます。

良性腫瘍(りょうせいしゅよう)

良性腫瘍
(左)右頬部線維手術前 (中央)同摘出後 (右)同摘出物

摘出物はご希望の方は病理検査を依頼します。